日本酒は他の飲み物で割っても楽しめるお酒
日本酒の飲み方といえば、冷や・冷酒・燗酒と温度の違いはあっても、基本的にはストレートで楽しむのが一般的なイメージなのではないでしょうか。
でも、ウイスキーやウォッカなどアルコール度数の高い蒸留酒をはじめ、ワインやビールなどアルコール度数がそこまで高くない醸造酒にも、割って楽しむカクテルレシピがいろいろありますよね。
焼酎もロックやお湯割り、水割りだけでなく、柑橘系のサワーはチューハイとしてすっかり定着していますし、お茶や乳酸菌飲料で割るレシピも人気があります。
実は最近、これらと同じように日本酒も割ることで味のバリエーションを楽しむ飲み方が、じわじわ注目され始めているんですよ。
日本酒にいろいろな割材をブレンドして味わいの変化を楽しんだり、お酒にあまり強くない人でもアルコール度数が下がることで飲みやすくなります。
この記事では、日本酒を割って飲む新しい味わい方の魅力と、おすすめの割り方を6つご紹介します。
日本酒を割るのにおすすめの割り物
お酒の楽しみ方を研究するのが大好きな私は、これまでいろいろなもので日本酒を割って試してみました。
割った時の味を比較的イメージしやすいものから、「えっ? そんな組み合わせ、本当においしいの?」と思う意外なものまで様々です。
たくさんの組み合わせやブレンドを試した中から、私が実際に割って飲んで特に美味しかった6つの割り物を、1つずつご紹介していきますね。
①日本酒×ビール
日本酒とビールというアルコールどうしの組み合わせですが、日本酒の甘みとビールの苦みが程よく調和して、とても飲みやすい味になります。

少し強めのホッピーのようだねと、飲み仲間たちにも好評でしたよ。
日本酒とビールの割合や、選ぶビールのタイプを変えることによって、個性豊かな味わいが楽しめます。お好みに合わせて自由なブレンド比率を試してみてくださいね。
②日本酒×牛乳
牛乳で割るのもおすすめです。予想以上においしくてビックリ!
私は冷たい牛乳を使ったブレンドを試したんですが、牛乳の甘みがアルコールの辛みを包み込んでくれるので、とても飲みやすいです。ヨーグルトやカルピスを思わせる、丸みのある優しい味わいが楽しめます。

「銭湯で飲む風呂上がりの牛乳の大人バージョン」といった感じで、どこか懐かしさを感じる昭和レトロな感じのブレンドになりますよ。
③日本酒×トマトジュース
お酒をトマトジュースで割るカクテルレシピといえば、ビールと割る「レッドアイ」や、ウォッカと割る「ブラディマリー」が有名ですよね。
実は、「日本酒×トマトジュース」の場合は、「レッドサン」という名前のカクテルになるんです。
日本酒:トマトジュースは1:1の割合を目安にすると良いでしょう。トマトの酸味が日本酒によくマッチして、さっぱりとした味わいになります。
お好みでレモンスライスを添えて軽く混ぜると、よりおいしく飲めますよ。

④日本酒×梅酒
梅酒を日本酒で割って飲んだこと、ありますか?
私は最近試したばかりなんですが、これがもう大ヒット!
こんなにおいしいのなら、もっと早く試したら良かったなぁと後悔するくらい、すっかりハマってしまいました。
梅酒を造る時、ホワイトリカーや焼酎、ブランデー、日本酒など、ベースとして使われるお酒はいろいろありますが、確かに日本酒で造る梅酒もあるのだから、よく考えれば混ぜて飲んでも全然違和感がないはずですよね。
日本酒:梅酒の割合は、1:1~2で割るのが目安となります。
選ぶ梅酒の味わいのタイプやお好みによって、割合を増減してください。
実は、日本酒で割って飲むために造られた、その名もズバリ「日本酒で割る梅酒」という梅酒があるんですよ。茨城県取手市にある酒蔵・田中酒造店が製造している、日本酒割り専用の日本酒ベースの梅酒として販売されています。
一般的な梅エキスの約10倍の量の梅エキスが含まれていて、口いっぱいに広がる濃厚な味わいを堪能できると人気があります。
梅酒好きな方は、ぜひ試してみてくださいね。
⑤日本酒×赤ワイン
日本酒を赤ワインで割るのもおいしいですよ。お酒の強い人にとっては、ぶどうジュースで割っている感覚なのかもしれません。
赤ワインの渋みや酸味が、日本酒の甘みや旨味と混ざり合って、口当たりがとても良くなります。

後味もすっきりしているので、ついつい飲みすぎてしまいそう。
ブレンド比率は、お好みで自由にいろいろ試してみてくださいね。
⑥日本酒×だし汁

日本酒のだし汁割。これはぜひとも燗酒で飲んでみてと、日本酒好きな友人から勧められて試してみました。
日本酒:だし汁=1:1の割合で合わせるのが目安です。
だし汁の旨みと塩分が、日本酒の甘みとマッチして、絶妙なハーモニーを奏でてくれます。
寒い季節におでんを食べながら飲むと、ホントに最高ですね。

私は、柚子の皮を浮かべたり、七味や柚子こしょうを添えて軽く混ぜてから飲むのが、特にお気に入りです。
とことん和風にこだわって、「ちょい足しアレンジ」を楽しめるのも、だし汁割の魅力ではないでしょうか。甘みが苦手な人にもおすすめの飲み方ですよ。
温度によって呼び名が変わる日本酒の名前はこちらでわかりやすく説明しています。
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